香木 白檀（びゃくだん）

茶道において香は炭をついだ後、風炉では「香木」を焚くのは、席中の空気を浄化し、炭の臭気を消すためであるとされています。

白檀はインド、インドネシア、オーストラリア、ハワイ、フィジーなどで産する常緑樹です。落ち着きのある香りで、甘みがあります。
抽出されたオイルは香水、化粧品にも使い、また、仏像彫刻や扇子などにも多用されてきました。
現在は、インド政府が資源確保のため出荷を規制しており、原木のままでは、入手不可になってしまいました。
白檀は 沈香ほど熱を加えることをしなくても芳香を放ちやすく、甘みがある香りです。、

古渡　白檀　歩割 （こわたり びゃくだん ぶわり）

甘く重厚なインド産の白檀の香り。沈香（じんこう）とともに代表的な和の香り白檀（びゃくだん）です。
樹脂が凝固して香りを生む沈香とは違って、木自体に香りがあります。葉や樹皮はほとんど香らず、芯材部分に甘い芳香があります。

大きさは約16mm四方の歩割です。